アロマテラピー教室amica 書籍紹介
『嗅脳―嗅覚刺激で感情コントロールの達人になる!』


『嗅脳―嗅脳刺激で感情コントロールの達人になる!』

鳥居鎮夫著 
154ページ
イーハトーヴフロンティア
価格1600円+税
2004年6月発行

初心者〜初中級者向

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【目次】
[前編]
(1)感情を動かす力
(2)嗅覚と脳の関係
(3)昔から使われてきた香りの力
(4)香りの心理効果の化学的な裏付け

[後編]
(1)眠りの謎
(2)香りの嗜好性を脳波で測る
(3)セクシーな香り
(4)香りによるストレスマネージメント
(5)香りと記憶の関係
(6)フェロモンの働きと赤ん坊の嗅覚機能
(7)免疫機能を高める香りの力
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東邦大学医学部名誉教授の鳥居鎮夫医学博士の著作です。
この本発行時は日本アロマテラピー協会会長、現在(2009年)日本アロマ環境協会名誉会長。

鳥居先生は、香りの心理効果をCNV(随伴性陰性変動)という脳波を測定することにより示したことで世界的にも有名です。
CNVの測定によりその香りに興奮作用があるか鎮静作用があるかを調べたのです。

いまひとつターゲットが明確でないのですが、一般向けに書かれた本なのでしょう。
専門的なことも、平易な言葉で書かれているので勉強を始めたばかりの人も比較的すらすら読めます。
文字が細かくないところもうれしい。
脳のお話は慣れていないと少し難しく感じるかもしれませんが、香りと脳について知る入り口としてはこの本がいいように思います。

大脳辺縁系がなぜ「嗅脳」と呼ばれているか、嗅覚がいかにわたしたち人間の感情に影響を与えるか、その基本をしっかり理解することができます。

アロマテラピーの勉強としては少し物足りなく感じるかもしれませんが、一度読んでおくと幅広い話題に触れることができるのでおすすめ。

特にこれから講座をやろうかな、という人には、内容にちょっとした小ネタを入れ込みたいときなどに便利な話題がたくさんあります。
自分が最初に勉強した時に聞いたいろいろな話が全部盛り込まれている〜という感じ。


さらに発展して科学的なアロマテラピーを勉強したい時は、同じ鳥居先生の著作「アロマテラピーの科学」がありますのでそちらも要チェック。(こちらは中上級者向)

(2009.10.8記/2012.5.14更新)

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