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『好きになる精神医学』


『好きになる精神医学 』

越野 好文・志野靖史著・絵 
A5版 168ページ
講談社
価格1800円+税
2004年11月発行

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【目次】 
プロローグ ある日の精神科
chapter1  脳のしくみとこころ
chapter2  こころの病気とその症状
chapter3  心理療法(精神療法)
chapter4  こころの病気の薬
chapter5  眠りを考える
chapter6  脳の状態を調べる方法
エピローグ 精神医療に携わる人たち
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講談社の「好きになる〜」シリーズ、読みやすく、わかりやすく本当に好きになります。
専門的に学ぶには情報量も少なく物足りないのですが、一番最初の導入としてはおすすめ。
まずは好きにならないと始まりませんからね。

この「好きになる精神医学」では脳のしくみとこころのつながり、神経伝達物質の働きを学習できます。

脳太郎という人工頭脳に、医師のDr.ナビが説明するという設定がとられており、自分も脳太郎の気分でいろいろなことを知ることができるのです。

代表的なこころの病気の原因とその症状、治療法、使われる薬、眠りについて。
心の病気について知っておくべきことは一通りざっと学べるのでした。


個人の感想としては、脳のことを学ぶのに脳から入るとわかりにくいのですが、こころから入るとちょっとわかりやすい。

結局は同じことを学ぶのですけど、神経伝達物質の働きなども覚えやすいような気がします。
(思い込み?)


もうずっと前のことですが、心療内科に通っていたことがあり、当時も脳や精神についての書籍をたくさん読みました。

パニック発作を繰り返すわたしに、当時の本は「脳の器質障害」と伝えてきました。
自分に問題があったのか、自分は先天的におかしいのか、と思ったりもしましたが、今はそのようなことは言われません。

この本では「誤作動」という言葉が使われています。
そっか、ちょっとした誤作動だったのか。
人の体にだってそういうことはあるよね。

10年以上経た今、世の中の見方も変わりましたね。
うつ病も増えているといわれます。

専門家による薬物治療とともにアロマやハーブがこの分野に使われ、すこしでも生きていきやすい人が増えることを願うばかりです。
香りは、こころを病む前に、予防として使われることで大きな効果を発揮すると思います。


この本にはアロマテラピーは出てきませんが、アロマを学ぶ人にはこころの病気も学んでほしいな、と思います。

もし精神科や精神の病に偏見のようなものを持っている人がいるなら、この本が一掃してくれるはず。

わたしたち全員にがんや脳梗塞にかかる可能性があるように、わたしたち全員にこころの病気にかかる可能性がある。
自分が、家族がかかったときに何ができるか、それを考えておくきっかけにもなるかもしれませんね。

(2010.4.20記)

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